写真で振り返るSkals生活
すっかり更新が途絶えていました。
本当は、できたら今年にでもまたSkalsで織りの1weekコースを受けようかと考えていました。でも今はコロナで日本から外にでることはしばらくできなさそうですね。
もう2年近くも前のことになりますが、毎日幸せにあふれていたスカルスに、今でも無性に帰りたくなります。
今回は文章はあまりありません…!笑 2018年に留学していたスカルス手芸学校で撮った写真をたくさん載せますので、ぜひ学校の雰囲気を味わっていただけたらと思います。
Viborg(ビボー)の手芸屋さん
前の更新からだいぶ時間が経ってしまいました…!
2018年の秋タームに留学していたスカルス手芸学校から帰ってきて1年以上が経ってしまいましたが、あの幸せな時間を忘れないように、自分への備忘録の意味も込めて更新しようと思います。
私が留学していたスカルス手芸学校がある「Skals(スカルス)」という街は本当に小さな街です。といってもスーパーや銀行、セカンドハンドショップ(リサイクルショップ)などがある街だったので、不自由なく生活はしていたのですが、手芸用品などを買いにたびたび「Viborg(ビボー)」という近くの街まで行っていました。
今日はそんなViborgについて。
スカルス手芸学校のあるスカルスからビボーまではだいたいバスで20分くらい。でも、バスの本数がとても少ないので学校に貼ってあるバスの時刻表を毎回確認していっていました。(日曜日は特に少ない…!)
Viborgはコペンハーゲンから出ているバスや電車の終点の場所(スカルス行きのバスへの乗り換え場所)でもあるし、Skalsに滞在する際に住民登録?のようなものを行う地方中枢都市のような場所です。
なので、スカルス留学中にもたびたびViborgを訪れていました。
スカルスより少し大きな街であるビボーには手芸屋がいくつかあります。その中でも私が行ったことがあるのが、生地屋さんと毛糸屋さんです。
生地屋さん…FJØLNER
スカルス→ビボーのバス停から徒歩約10分ほどの場所にある生地屋さん。店内はそこまで広くはないですが、2階まで生地や手芸用品がいろいろとあります。学校でも生地はある程度買うことができますが、自分が欲しい生地が無いときなどにはこのお店に買いに行っていました。
私が特に好きだったのはヨーロッパならではのパターン生地。日本ではなかなか見かけないような可愛らしいパターンの生地やジャガード織りの生地、フェルト生地などがいろいろとありました。
1階はボタンやファスナーなどの手芸用品やスタンダードな無地などの生地。2階にフェルトや織り、ストレッチ素材やパターン柄の生地などがありました。
生地の値段は日本よりはやはり高いです。メーター1000円以上が多かったと思います。でも可愛い生地も多いし、スカルスの学生であれば学生証を見せることで1割程度の学割も受けられるので私は何度も買ってしまいました…!
毛糸屋さん…GARNSHOPPEN
GARNとはデンマーク語で「糸」という意味。SHOPPENは英語で"The Shop"なので毛糸屋さんという意味のお店だと思います。
こちらは生地やさんよりも少しだけ近くてバス停から約8分ほどの距離。店内は毛糸がいっぱいあって夢のような場所だなぁと思っていました。
いろいろな種類や色の毛糸があって、行くたびにどれにしようとめちゃくちゃ悩むほどの品揃えでした。学校でも毛糸は購入できますが、固めの毛糸が多かったので、私は課題であるセーターを編むために必要な毛糸はここで購入しました。このお店でもスカルスの学生証を見せると割引が受けられます。
毛糸屋さん…MATHILDE
道から半地下分ほど階段をくだったところにあるこのお店はGarnshoppenよりはかなり小さいのですが、編み物に詳しい友達曰く、質の良い毛糸が多いそうです。なのでお値段も少し高めの糸が多いと思います。
こちらのお店にもかなりたくさんの種類の毛糸がありました。その中でもアルパカやカシミヤなどの質の高い毛糸が多い印象でした。こちらのお店はデンマーク以外のクレジットカードが使えず(2018時点)、日本人のみんなは現金で支払わないといけませんでした。
***
私が行った手芸屋さんは以上の3点ですが、その他にも日本にもお店があるSøstrene Grene(ソストレーネグレーネ)などの雑貨屋さんやレストラン、ショッピングモールなど、Viborgには本当にいろいろなお店がありました。
また、Viborgは歴史がとても古い街だそうで、授業の一環で街歩きなどもしました。大聖堂や歴史的な町並みの残る地域など、さまざまな箇所に連れて行っていただきました。
特に大聖堂はその大きさや、美しさにかなり感動しました。中に入るオルガニストの方が練習中だったようで、パイプオルガンの美しい音色も聞くとができました。
Skalsに留学されるみなさんは、ぜひ、Viborg散策も楽しんでみてくださいね!
デンマーク手芸留学までの道のり【5】航空券&宿確保
留学先であるスカルス手芸学校に申し込みをしてから実際に留学するまで約1年半ほどの期間がありました。
かなりめちゃくちゃ久々の更新になってしまった「デンマーク手芸留学までの道のり」パート5は航空券手配&宿手配の話です。
前もって手配してましたが、飛行機に乗り遅れたので全部パーになりました…
【デンマーク手芸留学までの道のり】
5.航空券確保(5ヶ月前)・前泊用の宿確保(2ヶ月前)←今ココ!
6.留学用品の買い出し(1ヶ月前)
7.いざデンマーク!学校までたどり着く
8.授業開始!
ビザがおりてから航空券を確保
正式にビザがおりたのが出発の約5ヶ月前。それをまって航空券を確保しました。
学校が始まる日付が申し込み後に変更になったり、当日の集合時間については1ヶ月前に連絡がきたりしたので、あまり早すぎなくてよかったかも、と思っています。
利用したのは楽天トラベル。
ヘルシンキでトランジットする15万円程度の往復航空券を買いました。
でも、私、当日飛行機に乗り遅れたのです!!!!泣
(その話はおいおい別の記事で…)
なので出発当日に新たにエールフランスでオランダ乗り換えの便を急遽手配。当日の便はもう空いていないので翌日発の便を取りました。それが30万円程度…。だから航空券だけでスカルスに4ヶ月滞在する学費とほとんど変わらない金額を払いました…痛すぎる。
2ヶ月前に宿の確保が、しかし…
学校が始まる日はビザ申請時ごろには確定していたので、当日の集合時間はこの時点ではわかっていませんでしがた前もって宿をおさえることにしました。夏休み期間+土曜日に前泊する必要があったので早くに埋まってしまうかなぁということで。
私の当初の予定では2日前にデンマーク入りして
・到着当日(学校が始まる2日前)はコペンハーゲンで1泊
・次の日(学校が始まる前日)にSkalsの近くの街Viborgへ移動して1泊
・当日Skals入り
でした。
ですが、先ほども書いたように、私、当日飛行機に乗り遅れたのです!
そして当日の便はもう取れなかったので予定よりも1日遅れでデンマーク入りすることになったので、最初に確保していたコペンの宿も泊まれず、Viborgの宿にも泊まれずで2泊分キャンセルすることに…。キャンセル不可の宿だったのでキャンセル料100%しっかり取られました…泣
前泊は1日だけ、コペンハーゲンでOK
私の経験からいうと前泊は1日、コペンハーゲンで良いと思います。(コペンに到着したのが早朝で到着日中にビボーに移動できそうならばビボーで1泊でも良いかもしれませんが)
学校が始まる日の集合時間は15時ごろで、当日の朝コペン→スカルスに移動することを想定した時間になっていたようでした。(コペン→スカルスは約5時間程度)なので、私を含めて別の人たちも学校が始まる当日の朝にコペンハーゲンからスカルスへ移動していました。
急遽手配した宿「スチールコペンハーゲン」がとてもよかった!
宿泊前日に急遽宿を抑えないといけなくなったので、あまり良い宿は残っていないだろうと思っていたのですが、その中でも評価が良く且つ割と価格が安かったのが"Steel House Copenhagen"。6人部屋のドミトリーで1泊5000円弱。
この宿が思っていたよりもとてもおしゃれで快適!とても気に入ったので、12月、学校が終わったあとの後泊の宿としても2泊利用させてもらいました。(また別の記事にしたいと思います。)
宿を手配するときには学校が始まる日の集合時間が変更になったり、想定と違ったりしたときのために、直前までキャンセルができる宿を手配しておくと安心だと思います。
スカルス手芸学校留学 Q&A【授業編】
前回からかなり間が空いてしまいましたが、2018年秋タームでスカルス手芸学校に留学した際、留学前に自分が疑問に思っていたことに自分で答える勝手にQ&Aの第3弾!今回は授業編です。
スカルスに出発した日から1年以上がたち、去年の今頃はデンマークのあの小さな町で手芸に没頭しながら毎日を過ごしていたのかと思うと、幸せな気持ちになると同時に戻りたくて仕方なくなります。
Q&Aは私の経験と聞いたことからの回答なので、タームなどによってもいろいろ違うかと思いますし、1年前のことなので今は変更になっていることもあるかもしれませんが少しでも参考になれば!
その他のQ&Aはこちら
nanahoshidesign.hatenablog.com
nanahoshidesign.hatenablog.com
授業編
Q. どの科目をどのようなスケジュールで学びましたか?
A.一部少し間違っているかもしれませんが、わたしがいたタームでは下記のようなスケジュールでした!毎回必ずあるのはソーイング、織り、刺繍、編み物。その他はアンケートで決まったのでタームごとに異なります。
*「W」とはWorkshopのことです*
・W1…かぎ針で編む手袋 ・W2…マニュピュレーティング(と呼んでたけど、本当は何だろう…)糸で布を巻いたりして高温で蒸し、プリーツのような強い折り目や模様を作るワークショップ ・W3...レザークラフト ・W4…エスカ(箱作り) ・W5…Redesign(洋服のリメイク) ・W6…タティングレース ・W7…Tシャツ作り(伸縮性のある素材の縫い方)
ちなみに、授業のスケジュールはスケジュール管理アプリ(ViGGOというアプリ)で確認するかたちだったので、毎回アプリを確認する必要がありました。
Q. 主科目以外はどのようにして決まるのですか?
A.タームの最初の日に全科目の資料が貼り出されます。アンケート用紙が配られるので、そこに受けたい度合いを数字で記入する方式だったと思います。希望する人数が多い科目が優先的に開講されるようです。平日の授業内で開講されたり(プリントテキスタイル等)、週末のワークショップとして開催されたり(Redesign、T-shirts等)まちまちでした。
希望したからといって必ず開講されるわけではないので、私は陶芸を、友達は製本を一番受けたいと記入していましたが、今回のタームでは開講されませんでした…泣
Q. 土日のワークショップや放課後のワークショップは全て出ましたか?
A.ワークショップの参加は任意なので、私は半分ほどしか出てないと思います。全部でないともったいないと思ったのですが、平日の授業の課題も多いのでそれを消化したり、一人の時間が好きな性格もあって土日はゆっくり一人で過ごしたりしたいと思って自分が興味のあるワークショップしか取りませんでした。
でもワークショップの参加人数が少ないときは先生から「出ない?」と何度も聞かれたりしたのでそのときは出てました…笑
Q. 授業は初心者でもついていけますか?
A.基本的には大丈夫です!私の場合、刺繍を趣味でやっていた程度でその他の科目についてはほぼ初心者でした。クラスメイトの中にはプロ級に上手い人もいましたが、先生型はとてもありがたいことに一人一人にあったアドバイスをしてくれるので、初心者でもあまり心配はないと思います。
ただ私は本当に編み物が全くゼロの状態だったので、他のクラスメイトに全然ついていけず、初歩的なことを学ぶので精一杯でした。なので、あまり多くのことを学べなかったのが心残りです。だからこそ基本的な知識があったほうが絶対的に良いと思います!
Q. 授業中に必要な材料を買うためにどれくらいお金を使いましたか?
A.私の場合、ざっくりいうと全部合わせて10万程度使ってしまったと思います…汗(めっちゃ多い方です!) 他のブログを見てみると3万くらいだったという方もいたので、これは本当に人それぞれです。
特に金額が高くなりがちなのが「織り」です。
織りの糸は高くて量も必要ですし、織り機で織るという経験はなかなかできないので「良いものを作りたい!」と糸代を気にせず好きな糸を選んでいると、すぐに値段が上がってしまいます…汗 ですが学校には余り糸や安い糸もあるので、そのような糸を上手に使うと節約はできると思います!
Q. 授業中に買った材料はどうやって精算するのですか?
A.買った時点で何をどれくらい買っていくらだったのかを教室にあるメモ帳に書いておき(名前ごとで分かれている)、その科目の一番最後の日に合計金額を出して各先生に現金で支払う方式でした。ですが、デンマークの携帯番号と銀行口座(だったと思います)を持っている人はバーコード決済(Mobile Pay)が利用できるので、それで支払うこともできます!(日本の携帯番号は不可でした!)
そのほか何か気になることや質問などあればコメントください^^
スカルス手芸学校留学 Q&A【学校生活編】
2018年秋タームでスカルス手芸学校に留学したのですが、留学前に自分が疑問に思っていたことがたくさんあったので、勝手にQ&A 第2弾!今回は授業・学校生活編です。
自分が出発前に知りたかった疑問を勝手に自分の経験からアンサーします。
私の経験と聞いたことからの回答なので、タームなどによってもいろいろ違うかと思いますが少しでも参考になれば!
第1弾の出発準備編、学校設備編はこちら。
nanahoshidesign.hatenablog.com
第3弾の授業編はこちら。
nanahoshidesign.hatenablog.com
学校生活
Q. 生徒の年齢層や年齢、国籍や人数はどうでしたか?
A.私たちの時は校長先生が「小さなグループ」と言っていたので、いつもよりも人数が少なかったのかもしれません。
私の時の長期コースはデンマーク人が4〜5人、ノルウェー人1〜2人、日本人5〜6人で合計12人程度でした。これに加えて1ヶ月コースのデンマーク人の方が入れ替わりで5〜6人常時いたような形です。
長期コースは比較的若い人が多くて年齢層は20歳〜30代前半が多く、短期コースは50、60代の方が多かった印象です。
Q. デンマーク語しか通じない先生がいると聞いたのですが・・・?
A.私の時は本当にありがたいことにどの先生も全員英語が通じました。英語が苦手な先生もいらっしゃいましたが(と言っても流暢)、日本人の生徒には英語で授業をしてくださりました。
そしてデンマーク人のクラスメイトもみんな本当にとても優しく、人数が少なかったこともあって、先生がデンマーク語と英語で2回同じ説明をしなくても良いように、ほとんどの授業が英語でした。本当に本当にありがたい。
なので私のタームではデンマーク語だけで授業が理解できないということは一切なく、本当にありがたいことに毎日英語を使って生活させていただいてました。ただ、朝礼での講義だけはほぼデンマーク語です。なのでデンマーク語が理解できた方がより有意義な留学生活を送れます。
また、短期コースの先生の中にはデンマーク語しかできないという先生もいらっしゃいました。
Q. 平日はご飯が3食あると聞いていますが、休日はどうですか?
A.休日は基本的に自分たちで用意します。といっても、冷蔵庫にあるものを温めたり、サラダを作ったりのとても簡単な調理だけで大丈夫でした。毎週水曜日のお昼休みの時間に、週末のご飯をどうするかのキッチンミーティングがありました。そこであらかじめリクエストしておけば作り置きしていただけます。でもメインディッシュだけなので、サラダや付け合せ?のようなものは自分たちで冷蔵庫のものを勝手に使って作ったり、お皿に持ったりしていました。
また、作りたいものがあればミィーティン時に伝えたおくとあらかじめ材料を買っておいてもらえます。私たちのときは材料を買っておいてもらった材料で手まり寿司パーティをしたり、餃子パーティをしたりしました。
デンマーク人は週末自宅に帰る人がとても多かったので、留学生が主となって週末の料理はしていました。
Q. 飲み物はどうしていましたか?ペットボトルなど買うのでしょうか?
A.ものすごい細かい疑問点ですみません。でも気になってたんです。飲み物はキッチンスタッフの方が毎日コーヒーとハーブティーをポットに入れてくださるので、いつもそれを飲んでいました。切れてしまったら自分でハーブティを入れたり(ティーバッグがあるのでそれをポットに入れてお湯を注ぐだけ)、お白湯を飲んだり、キッチンの冷蔵庫にあるオレンジジュースを飲んだりしていました。なので、自分でペットボトルを買いに行ったのは無性に炭酸飲料が飲みたくなった3〜4回だけでした。
Q. 水道水は飲めますか?
A.デンマークはどうやら地方によっても違うようです。コペンハーゲン付近は硬水ですがスカルス周辺はどうやら軟水のようで、水道水をそのまま飲んでいるデンマーク人や日本人も多かったです。
週末の料理の時も、スープなどは水道水を使って料理してました。キッチンには熱湯が出る蛇口があるのですが、私もよくこの水道から白湯を飲んでいたので、スカルス周辺の水道水はたぶん大丈夫なようです。
Q. 給食当番のようなものがあると聞きましたが何をするのですか?
A.決まりはありません。Kitchen Dutyは1週間ごとに変わり、タームの中で2〜3回ありました。朝ごはんの片付けと晩ご飯の準備と片付けがメインです。でも特に「これをしてください」と決められたことはないので、自分で積極的に仕事を見つけて手伝う必要がありました。
皿洗いをしたり、ダイニングのテーブルを拭いたり、調理されたものを机に並べたり、鐘を鳴らしてみんなを呼んだり、臨機応変に手伝っていました。
でも、時には1人で晩ご飯の準備をしないといけない時もありました。キッチンスタッフの方はお昼過ぎに帰宅されて、夜ご飯の時には別のキッチンレディーの方が1人いらっしゃいます。でもその方がいらっしゃらない時が数回あったのです…。その時は机に残された夕食メニューメモを見ながら冷蔵庫の中に入ってるものを温めたり、机に並べたりする必要があり、とてもてんやわんやしました…。(たぶん何らかの事情で夕方のキッチンレディーの方がこられなかったのですが。。。)
Q. 自由時間はありますか?
A.授業自体は遅くとも16時頃には終わるのでそのあとは基本的に自由時間です。夜のワークショップもありますが基本的に自由参加ですし、土日のワークショップも基本参加なので自由時間はあります。
課題が消化しきれなくて、夜遅くまで課題に取り組む日も結構ありましたが、みんなで映画を見ながら編み物しながらおしゃべりしたり、カードゲームしたり、人生ゲームしたり、土日でAarhus(オーフス)までショートトリップに行ったり、Viborg(ビボー)まで手芸用品を買いに行ったりなどしていました。
Q. スクールトリップがあると聞いたのですが、場所と期間は?
A.秋タームはコペンハーゲンに1泊2日、春タームはドイツやフランスに何泊かするようです。私の時は11月末の木曜日と金曜日でコペンハーゲンに行きました。
ウィーバー(織り)の方の工房や帽子職人の方のお店や、オペラ鑑賞、オートクチュール作家の方のお店や毛皮作家の方の工房等を回りました。
先生方曰く木金にしたのは、その後コペンハーゲンに土日で2泊できるようにとのことだったそうで、お言葉に甘えてコペンハーゲンにそのまま2泊しました。でも学校がチャーターしたバスで金曜日の夕方にコペンハーゲンからSkalsに戻ることもできました。
コペンハーゲン観光もできたのでとても楽しかったです!
長くなったのでまた分けます!
次回は「授業編」です!
スカルス手芸学校留学 Q&A【出発準備編、学校設備編】
2018年秋タームでスカルス手芸学校に留学したのですが、留学前は疑問点がとても多かったのです。
なので今回は勝手にQ&A!
自分が出発前に知りたかった疑問を勝手に自分の経験からアンサーします。
私の経験と聞いたことからの回答なので、タームなどによってもいろいろ違うかと思いますが少しでも参考になれば!
今回は「出発準備編」!
学校生活編はこちらです。
nanahoshidesign.hatenablog.com
授業編はこちら。
nanahoshidesign.hatenablog.com
出発準備編
Q. 学校に申し込みをして学費も振り込んだのですが、学校から返信がありません。ちゃんと申し込めているでしょうか?
A.はい。たぶん大丈夫だと思います。申し込み後に学校側から返信がきたことはありませんでした。ですが、問い合わせればちゃんと答えてくれました。
また、申し込み等事務のご担当の方は毎日は出勤していない?ようでした。特に7.8月はバケーション時期なので学校自体がお休みになり、その期間は連絡がつかないと思います。実際その期間に問い合わせたら返信返ってきませんでした。
でも事務の方は実際にお会いするととても良い方なので、どうしても返信が来ない時や申し込めているか不安な時などは積極的に連絡して大丈夫だと思います。
Q. 学校が始まる何日前にデンマーク入りしましたか?学校での前泊はできますか?
A.わたしは学校が始まる前々日にデンマーク入りする予定でした…ですが当日に飛行機に乗り遅れて(!)結局は始まる前日にデンマーク入りすることに…汗 コペンハーゲンで1泊し、学校が始まる当日にコペンハーゲンからスカルスへバスで移動しました。
学校での前泊は事前にお願いすればできるらしいと聞いたことがありますが、私のタームではだれも前泊しておらず、みんな当日にコペンハーゲンからスカルス入りしていました。
Q. 携帯はどうしましたか?解約or休止orそのままでしたか?
A.私は4ヶ月だったのでauを契約したままで一番小さい料金プランに変更して持って行きました。(休止しようと思ってauショップに行ったのですがなんだか手続き等がとても面倒で。)でも私の場合、古い機種なのでSIMフリーではなくwi-fiでしか利用できませんでした。バスの中や電車でもwi-fiが使えるデンマークですが、やはりSIMフリーのほうが道に迷った際などにはとても便利だと感じました。
Q. 学校に荷物は前もって送れますか?
A.はい。送れます。学校からメールで届く出発前の連絡事項の中に送り先等が記載されていますので、それに従って送りました。
私が使ったのは郵便局のSAL便です。7kg程度の荷物を送って約1万円でした。荷物は1つだけでなく複数送っても大丈夫です。ですが、送り先の名前を学校名ではなくて「個人名」にするのを忘れないでください。(学校からの連絡事項にも確か書かれていると思います。)
送り先を学校名にした友達が、商用の荷物だと税関に思われたらしく、後日関税を払わなければならくなりました…泣
Q. 荷物は何を持って行きましたか?
A.出発前は学校で勉強できる科目がまだ決まっていなかったので、何をどれだけ持っていくべきか悩みました。ですが、「裁縫」「織り」「編み物」「刺繍」の科目はどのタームでも必ずあります。私は主に裁縫道具(はさみや針等)と刺繍糸、棒針とかぎ針を持って行きましたが、布や刺繍糸、毛糸をたくさん持っているようならば出来る限り持っていったほうが良いと感じました。
なぜなら、日本よりも高いから。刺繍糸は日本でもよく売っているDMCの同じ刺繍糸で倍近くしました。また、ハサミ等は日本の製品のほうが質が高いそうなので、持っていってよかったと感じています。(デンマーク人からも「そのハサミいいね、よく切れるね」と言われました。)
手芸用品はある程度ならば学校でも買うことができますが、ビボーという隣町まで買いに行くこともしばしばでした。もしもお気に入りの布や毛糸等があるのであれば日本から持っていくことをおすすめします。
毛糸もデンマークのほうがやや高いのですが、デンマークは編み物が盛んなので日本よりも格段に種類が多くて日本では手に入らないような毛糸もたくさんあるようです。(私は出発前に編み物をしたことなかったので知らなかったのですが、編み物好きの友達が言っていました!)なので、デンマークならではの毛糸を現地で買って楽しむのも良いかもしれません。
後日持っていったものリストを別のブログで書きたいと思います。
Q. 現金はどれくらい持って行きましたか?
A.わたしは3万円分をデンマーククローネに両替し、日本円を1万5千円分もっていきました、が、全然足りませんでした。本当に、全然。学校で買ったものは全て現金精算だったので、もう少し持ってきておくべきだったと感じました。
デンマークはキャッシュレス化が進んでいるのでほとんどのお店でクレジットカードが使えます。ただデンマークで作ったクレジットカードしか受け付けていない店も多く、小さな毛糸屋さんなどは現金しか利用できないケースもありました。
学校設備編
Q. 学校でwi-fiは使えますか?
A.使えます!スカルスは地方にあるので心配していましたが大丈夫です。校舎内であればどこでもwi-fiが使えるので、自分が持ってきた携帯電話やパソコンなどでインターネットを使うことができました!とても便利でした!
Q. 自分の部屋はどんな感じでしたか?家具などはありますか?
A.私は2人部屋でしたが、1人部屋でも2人部屋でも広さはそんなに変わらないように感じました。ただ、部屋ごとに内装は違っていて設備にも違いがありました。でもどの部屋にも洗面台はついています。
広さはどれも6帖くらいに感じました。2人部屋の場合、部屋の両端にそれぞれのベットが置いてあり、デスクライトがあります。私の部屋は両開きのクローゼットが1つと、それぞれのベットの上にちょっとした本棚がありました。そして大きめのデスクに椅子が2つおいてありました。でもその他の部屋には小さな箪笥があったり、ベットの下にも収納用の箱のようなものが設けられていたりと本当にさまざまです。本棚の大きさも部屋によって違います。
Q. シャワールームはどんな感じですか?使える時間が決まっていますか?
A.私が知る限りではシャワールームは古い設備のものが2つ、新しい設備のものが6つありました。使える時間は6:30〜22:30だったと思います。古いシャワールームはシャワーだけがあり、その他のシャワールームはトイレとシャワーが一緒になっています。トイレとシャワーはシャワーカーテンで仕切って使います。
バスマットなどはなく、着替えを置いておく棚のようなものもないので着替えるときはちょっと大変でした。(バスタオルなどを吊り下げるフックはあります。)シャワールームではビーチサンダルがとても重宝しました。そしてシャンプーやリンスは持参するのですが、置いておくスペースはありません。その都度自分の部屋からビーチバッグに入れて持参していました。
また、普段はそんなに混雑しないのですが、ウィークコースでたくさんの方が泊まっている時には朝はとても混雑して6:30になると同時に全部のシャワールームが埋まるくらいの勢いで、ドアの外で待っている人がいるくらいでした。シャワールームが埋まっているということはトイレもできず困ることもありました。デンマーク人は朝にシャワーを浴びる習慣があるそうで、そういうときはなるべく夜に入るようにしていました。
Q. 学校内で手芸用品などを買うことができますか?
A.できますが、種類に限りがあります。毎週水曜日のお昼休みに小さな購買部のようなものがオープンするので、そこで手芸用品を買うことができました。棒針やかぎ針、その他の編み物用品や鉛筆、消しゴム、ノートなどの筆記用具も購入できます。
布や毛糸などはそれぞれの教室で授業中にだけ買うことができます。買った分量を各教室にあるノートにメモしておき、それを授業最終日にまとめて精算するかたちでした。
***
長くなるので次回に分けたいと思います!
他に質問ありましたらコメントください。
スカルスでの授業【3】刺繍
かなり間が空いてしまいましたが、スカルス手芸学校留学回想録!
2018年秋タームで4ヶ月間スカルスに留学していた時の回想記です。
今回は「刺繍」の授業について。
刺繍の授業は3人の先生から習いました。
Björk、Amy、Helgaの3人です。どの先生も基本的に作りたいもの、模様、技法などは自由。
基礎基本から教えてもらう、というよりは、自分が刺繍したい模様や使いたい技法を都度先生に教えてもらう感じ。なので授業の前に自分がどんなものを作ってみたいのかを考えておくことが大切だったなぁと思います。
Björkの授業は本当に自由。最初の授業から特に決められたお題などもなく、別の授業でそれぞれが作った模様のスケッチを刺繍のパターンとして使ってもいいよ、でも何してもいいよ、という感じ。
でもこの授業でしか学べないなと思ったのは、本やスケッチブックに書かれた模様を布に写す方法。トレーシングペーパーを重ねて、針のようなもので模様の線に沿って細かく穴を開け、そこにインクを置いて模様を写すというもの。
刺繍が完成したあとに布ごと酢につけておくと、青いインクは消えてきれいに仕上がる。いつもはチャコペーパーでぱぱっと写しがちだったから、新しい方法を学べたのはよかった。
*
Amyの授業ではいろいろなステッチの種類やその刺し方が書かれたAmyお手製のプリントをもらった。今までしらなかったステッチばっかりで、こんなことができるんだ!と驚いたし、どれも面白くて美しいステッチばかりで早く試してみたくなった。
刺繍だけではなくて、プリンターで印刷した写真や文字を布にプリントできる方法も教わった。これがとっても楽しい!プリントと刺繍を組み合わせていろいろな表現ができる。
Amyはとっても素敵な先生で、「私は一度も"刺繍"に飽きたことはないの。飽きそうと思ったら他のいろいろな刺繍の表現方法やステッチを試してみるから。」と言っていたことがすごく印象的で、自分の好きなものにこんなにも純粋で真っ直ぐなAmyみたいな大人に(と言ってももう大人だけど。笑)なりたいなぁと心から思った。
*
Helgaの授業も基本的には好きな図案やステッチを自分で決めて、その都度聞きたいことを教えてもらうスタイル。Helgaは1人1人を丁寧に見て回りながら時には冗談を言いうチャーミングな先生。
私は白い布に白い糸で布のフチに模様を施す刺繍を教えてもらった。
3人の先生の中では一番授業期間が短かったけど、刺繍だけではなくて編み物の先生でもあるから、もっとHelgaからいろんなことを教わりたかったなぁと思う。打ち解けてくると本当に面白い先生で、Helgaの話で爆笑したこともしばしば!
*
信じられないことにSkalsに出発したあの日からもうすぐで1年が経とうとしてる。
本当にあっという間。Skalsにいた期間よりも日本に戻ってきてからの期間の方が長いはずなのに、日々のバタバタに追われて時間が短く感じる。
毎日好きなことに没頭して、友だちと編み物しながら映画見ながらおかし食べながらおしゃべりして、おいしいご飯を食べて、美しい風景を見て感動して。
今の生活に心が折れそうになった時は必ずSkalsでのあの4ヶ月間を思い出す。あの幸せな日々が確かにあったことが、冷えそうな心を温かくしてくれるし、もう一度前に進もうという気持ちにさせてくれる。
Skalsに通えて本当によかった。悩みながらも大好きなこと、大好きな仲間に囲まれて、幸せを感じながら過ごす日々を、自分の人生の中で経験できて本当によかった。