自己紹介
1988年生まれ。
趣味は手芸とクラシックバレエと歌うこと。就職してからやりたかったことに気がつき、会社に勤めながら社会人向けのデザイン学校に通う。そして5年8ヶ月勤めた会社を辞めてフリーランスに。
現在はアルバイトをしながらフリーランスとしてライティングやグラフィックデザインの仕事をしています。
2018年8月から始まるデンマークのスカルス手芸学校に留学予定です!
生まれ〜大学生活まで
生まれも育ちも長崎です。
大学は他県の「文学部」に行きましたが、文学を専攻していたわけでもなく、英語やメディアに関する勉強をしていました。
特にこれが専門だ!というものがない学科だったので、それに関して大学生活で悩んでいたことも…笑
今となってはこの大学でよかったなーと思いますが、大学で学んだことが就職後に全然活かせない(もちろん活かせている人もたっくさんいますが)、という経験は今の自分の人生選択に大きく関わっている気がしています。
今はグラッフィクデザインの仕事をぼちぼちやっておりますが、高校時代の部活も大学の時のサークルも音楽系だったので大学時代まではデザインとか美術とは無縁の生活を送っていました。
就職で東京へ進出!が、しかし…
大学3年になるとみんなが就活を始めたので、わたしも就活開始!
地方はなかなか仕事がないので、福岡や大阪、東京まで面接を受けに行く日々。このころは本当に毎日忙しかったなぁ…スケジュール帳真っ黒だったなぁ…。
でも、なぜだかラッキーなことに!私は一番行きたかった第一志望の教育系の会社に就職できました!
今でもなぜ自分が採用されたのか信じられない気分ですが、この会社への就職が私の今の人生の大きなターニングポイントだと思っています。
入社当初は教材編集の部署を希望していましたが、配属されたのはマーケティング系の編集部署(DMの企画編集のようなことをしてました)。
最初に任された仕事でDM用の封筒を作ったのですが、グラフィックデザイナーさんからいただいた初校(依頼後に初めてにもらう最初のデザイン案)を見て気づいてしまったのです。
あれ?わたしがやりたかったのこっちじゃない?
編集の仕事よりもデザインの仕事に興味があることを自覚した瞬間でした。
就職して最初の仕事で…笑
もっと早く気付けよ!と自分に対して思いましたが、やっとここで気づいたのでした。
会社員生活は「忙殺」という言葉がふさわしい日々でした。
始発近い電車で会社へ行き終電で帰る。家に帰っても持ち帰り仕事。21時半に帰れる時は「今日はなんて早く帰れるんだー!」と嬉しくなるようなそんな生活でした。
それに加えて、新人時代から数年間ずっと非常に厳しい上司のもとに配属され、仕事に対してはもちろんですが、人格を否定されるような言葉さえも毎日のように浴びせられる日々。
いや〜辛かった。人生やめたかった。辛すぎてその時代の記憶はあまりありません。笑 ただ辛かったことだけはとてもよく覚えています。
それがきっかけで自分の人生を考え直すようになりました。
やりたかったことをやろう!とデザイン学校へ!
社会人2年目。ちょっと仕事にも慣れてきたので、新人時代に気づいてしまった「デザインやりたい」という気持ちを叶えるべく社会人向けのデザイン学校へ入学!
私が選んだのは「東京デザインプレックス研究所」という学校です。
この学校でデザインの楽しさをめちゃくちゃ痛感しました!
まわりはみんな私と同じように社会人になってから「デザインやりたい!」と思って通い始めた人ばかり。
だからみんなすごく熱心だったし、わたしもクラスメイトからものすごく刺激をもらう日々でした。
学校にはプレックスプログラムと呼ばれる、プロのデザイナーの方がワークショップを行ってくださる授業もありました。プロとして活躍されているデザイナーさんの話をきくのは本当に面白かったし、デザインの世界をまるでしらない私にとって本当に刺激的でした。
課題もたくさんでましたが、忙殺されそうな日々の中でも課題をやる時間や授業の時間は癒しだったのでした。
退職!そしてフリーランス&アルバイターに
やっぱりデザインの仕事がやりたい!と思ったのと、会社員生活が合わないなぁと思っていたので退職を決意したのが4年目の終わり。
でもその時は人で不足だったり、私が説得されたりして結局退職せず。
会社を辞めたのは最初に「辞めたいです!」といった日から1年と11ヶ月後でした。
退職してフリーランスになってからも、ありがたいことに前の会社からたくさんのお仕事をいただけて、生活するのには全然困りませんでした。本当にありがたい。
でもいただくのは以前やっていた編集系の仕事ばかりだったので「デザインをやりたい!」と思っていたのにその夢はほとんど実現できず。
そんな毎日を変えたいと思っていたところに、雑貨店やイベントを運営する会社がデザイン系のアルバイトを募集していることを友人から聞きました。さっそく応募してみるとデザイン業務は未経験ですが採用されました。
最初は社内用の小さなPOP作成などから始まり、最後はお店で開かれる個展のダイレクトメールのデザインをやらせてもらえるなど、全くの未経験者なのにグラフィックデザインをやらせてもらえて本当に良い経験ができました!
いまは家庭の事情で辞めてしまいましたが、デザインをやらせてもらたことは本当に嬉しかったし楽しかった!
この会社が運営している雑貨店やイベントには、たくさんの作家さんの手によって生まれた作品が並ぶのですが、どれも素敵な作品ばかり。
会社員時代に「大量ロット」や「効率化」などの言葉が溢れかえっていた私にとって、1つの作品を自分の手で丁寧につくりだして、目の前の人に1つずつ渡す、という作家さんたちの姿はとても素敵で輝いて見え、それがきっかけで自分も「手芸」という自分の手でものを作り出す、という分野に強く興味を持ち始めました。
自分の人生を振り返って
就職するまでの私は主体的に自分の人生を選んではいなかったように思います。
良い高校に行き、良い大学に行き、良い会社に就職する。
一般的に言われているこの流れになんの疑問も抱いていなかったし、無意識に人生ってそういうものだと思っていました。
就活をすることだってなんの疑問もありませんでした。がんばらなきゃ!大学行かせてもらったからいいところに就職しなくちゃ!みたいな感じに思っていました。
でも頑張って第一志望の高校に行き、大学に行き、一般的に良い会社と言われるような会社に就職したのに、そこで待っていた日々はとっても辛かった。
(もちろん学んだことも楽しかったことも山のようにたくさんあります!)
世間的に良いとされる流れに乗ってたはずなのに、自分は幸せではなかった。
一度はやめたいとさえ強く思っていた人生ですが、そんな会社員生活の中で初めて自分の人生を見つめました。もう一度自分の人生を考え直そうと思ったのです。
同じ「日々」を送るのであれば、辛い時間ではなく、楽しい時間を過ごしたい。
どうすれば人生が楽しくなるか?どうしたら楽しい時間が増えるか?どんな心持ちでいたら人生を楽しめるのだろうか?
会社員生活後半から今に至るまでそんなことをたくさん考えるようになりました。
会社を辞めたことも、アルバイトやってみたことも、これからデンマークに行こうと思うのも全部そんな考えからです。
もちろん良い会社に就職して幸せに暮らしている人もたっくさんいるし、世間的な流れが悪いなんて全く思っていません。ただ「私」には合わなかった。
会社を辞めてお金の面では今ちょっと苦労してますが、笑 毎日は格段に楽しくなったと思っています。
だから、これからも私は自分の人生を主体的に選んでいきたいなぁと思っています!
デンマークでの生活、とっても楽しみです!