<スカルス手芸学校日記> 2018.9.1
スカルス手芸学校に来てから1週間。
出発当日に予定していた飛行機に乗れないという過去最大のハプニングに見舞われ、出発当日に留学をキャンセルしようか本気で迷っていたけど、無事にたどり着けて、そしてここでの生活をちゃんとスタートさせることができて本当に良かった。
まだたったの1週間だけど、好きな手芸に思いっきり打ち込めて、おいしいご飯が食べられて、素敵な仲間に囲まれたこの生活は、本当に幸せで心が満たされる。
晴れた日にはフィヨルドにお散歩に行ったり、外に出て編み物を楽しんだり。
夜の自由時間には寝る直前までみんなでおしゃべりしながら編み物したり。
でも言語の壁にぶち当たって、授業の内容がうまく理解できなかったり、質問できなかったり、クラスメイトと上手に話せないことがとてももどかしい。先生もクラスメイトもみんな優しくてデンマーク語ではなく英語で話してくれているので余計に。
これは完全に自分の準備不足だった、反省。
だけどそれ以上にここでの生活はとても楽しくて。今日は土曜日で授業はお休みだけどかぎ針編みで手袋をつくるワークショップがあった。
かぎ針編みなんて小さい時に鎖編みくらいしかしたことがないスーパー初心者だったけど、先生が丁寧に教えてくれてサポートしてくれてなんとか片手が完成!
ここでつくるものは、もちろんある程度の型はあるけど、あくまで「自分にあったもの」「自分がつくりたいもの」。
何か「正解」があってそれをめがけて何かを作るのではなくて、「自分」を軸にものづくりをできるのがすごく嬉しいし楽しい。
今日のかぎ針編みのワークショップも何度もフィッテングをしながら自分の手の形や大きさ、指の長さにぴったりのサイズのものを作れたし、今ソーイングの授業で作っているスカートも、自分のサイズを測ってそれに沿って自分だけのサイズのスカートを好きなデザインで自由に作れる。
これがデンマークのフォルケホイスコーレの特徴なのかもしれないけど、正解なんて求められてなくて、一人一人違ったものを、一人一人の個性をお互いに「いいね!」って認め合える環境がとてもいいなぁとつくづく思う。とっても素敵。
残りの生活も1日1日を大切に過ごしていきたいなー。